ピラティスは、戦争で負傷した兵のリハビリのために考案されたボディーワークです。
俗にインナーマッスルといわれる深層の小さい筋肉を鍛え、しなやかな身体を作るのに最適とされ、これも多くのハリウッド女優やモデル、アーティストの方々が実践されているトレーニング法としてアメリカで有名になりました。
一見、ピラティスはヨガと共通する動きもあることから、どのように違うのかと疑問に思われる方もいらっしゃると思います。ヨガは古代インドの修行法のルーツとなる「瞑想」から発祥し、スピリチュアルやマインドの部分にアプローチされたボディワークです。ピラティスはそのヨガの動きを、体の構造に基づきリハビリテーションとして改良され、それがアメリカでフィットネスの分野で取り入れられ、世に広まったという経緯があります。
ヨガもピラティスも、心と身体を繋げるという目的は同じですが、ヨガが「瞑想」なのでマインド(心)、ピラティスはリハビリなのでどちらかというと身体にベースを置いているという印象があります。
また、ウェイトトレーニングが大きな筋肉へアプローチをして、エネルギーを発散していくのと異なり、ピラティスは自分の身体と向き合い、小さな筋肉を意識することで「力み」や「動きのクセ」を改めてエネルギーを消耗しすぎないということを目的としています。
乱暴な言い方になりますが、つまり「筋トレ」などウェイト・トレーニングはある程度大雑把な動きでも効果を出していくのに対し、
ピラティスは繊細にひとつひとつを意識して動いていくというものです。
スタイルアップ、美脚、腰痛や肩こりなど身体の不調、内臓下垂にお腹周りなど部分的にスタイルを気にされている方・身体のバランスを整えたい方には最適なトレーニングです。